はじめてのAR作成 -絵本の読み聞かせ-

2014.11.19 Wednesday

図書館総合展のポスターセッションで東京大学の新図書館計画のポスターがAR(拡張現実)を使ったもので面白かったです。
作成は意外と簡単だったと聞いたので、自分でも試してみました。

テーマは、絵本にスマホのカメラをかざした時に読み聞かせ動画が流れる仕組みです。
自分で手にとって選んだ絵本を、その場で読み聞かせしてくれるサービスがあったら子どもも喜ぶかなという安易な発想です。

ARコンテンツの作成は下のサイトを参考にしました。
プログラミングが出来なくても簡単!ARコンテンツの作り方【導入編】 | キリンブログ

記事にしたがって順番にやればそんなに難しいことはなかったです。ソフトのインストールまで済ませてしまえば、あとはARマーカーとする画像と、流す動画を選択するだけといった感じです。
ちょっとコツがいるなと感じたのは、ARマーカーに指定する画像によっては認識精度が微妙なこと。困ってたら↓のサイトの情報もらいました。
Tips to Create Image Trackable | metaio Developer Portal
画像のコントラストが大事な様なので白黒のパンダ柄とかがよさげです。
本の表紙をそのままマーカーとして認識してくれると楽なんですが、デザイン次第みたいです。

コンテンツ作成していて気づいたのは、動画の流し方が2通りあるということです。
ARマーカー上で再生する。▲侫襯好リーンで再生する。
,諒法は一般的なARのイメージで、カメラ映像に応じて再生されます。
△諒法は、マーカーを読み取った段階で画面が切り替わりフルスクリーンで動画再生が始まります。この時点でカメラをどこに向けようと関係ありません。
臨場感が合って面白いのは,任垢、△呂ざした後は移動してもいいのでソファーに寝そべって動画みられるので便利。

コンテンツ作成自体は思ったより簡単ですが、この企画実行するには著作権に配慮しないといけなそうです。
読み聞かせそのものは、営利を目的としない上演等ということでOKですが、ARで動画を流すとなると、二次的著作物の利用権、公衆送信権の侵害になりそうなので著作者の許諾が必要だと思います。


今回試したAR作成は、全部無料で出来ました。
最近は小学校でタブレッド配布していると聞いているので小学校の図書室とかで試して児童の反応を見てみたいなと思ったり。

PowerPointで作成したスライドをスクリーンセーバーに設定する方法

2014.10.28 Tuesday

図書館ではOPAC検索用のパソコン、インターネット用のパソコンなど様々な用途のパソコンが並んでいます。
利用者がいないときに図書館サイトのトップページなどを、たいした意味もなく表示しておくのがもったいない気がしたので、
空いているパソコンで図書館からのお知らせを表示させてみようと思います。

方針としては、パワーポイントで作成したスライドをスクリーンセーバーに設定して、図書館からのお知らせを流すことにします。
スクリーンセーバーにするのは、本来の用途への切り替え簡単にするためです。

これから示す手順はWindows7、PowerPoint2010の環境で設定したものです。

<ステップ1>パワーポイントで作成したスライドを画像に変換
[ファイル]タブから[名前を付けて保存]を開きます。
[ファイルの種類]をPowerPointプレゼンテーション(*.pptx)からJPEGファイル交換形式(*.jpg)に変更します。
任意の名前を付けて、空のフォルダに保存します。
※保存先のフォルダに他の画像ファイルが含まれていると、余計な画像までスクリーンセーバーで再生されるので注意。

<ステップ2>スクリーンセイバーの設定
デスクトップ上で右クリックしてメニューを呼び出し、[個人設定(R)]を開きます。
画面右下のスクリーンセーバーのアイコンをクリックします。
スクリーンセーバーのプルダウンから[写真]を選択して、[設定(T)]を開きます。
使用する画像の場所を[参照(B)]から<ステップ1>で保存したフォルダを指定します。
[保存(S)][OK]で設定を閉じれば完了です。

<おまけ>
さっきまで表示されていたお知らせが見たいというケースがあるかもしれないので、
スクリーンセーバーの即時起動の方法も案内しておきます。

デスクトップ上で右クリックでメニューを呼び出し、[新規作成(X)]→[ショートカット(S)]を開きます。
[項目の場所を入力してください]の欄に "C:¥WINDOWS¥system32¥PhotoScreensaver.scr" を入力して次に進みます。
任意のショートカットの名前を付けて完了します。
あとは、作成したショートカットを叩けばスクリーンセーバーが起動します。

<補足>
上記の方法だと、スライドのアニメーションを表現できません。
アニメーションを表現するにはスライドを動画にする方法があります。
動作保証はありませんが、フリーソフトを使った方法を紹介しておきます。

<ステップ1>パワーポイントで作成したスライドを動画に変換
[ファイル]タブから[名前を付けて保存]を開きます。
[ファイルの種類]をPowerPointプレゼンテーション(*.pptx)からWindowsMediaビデオ(*.wmv)に変更します。
任意の名前を付けて保存します。(ファイルの作成に少し時間がかかります)

<ステップ2>ムービースクリーンセーバーDXの設定
↓のサイトからムービースクリーンセーバーDXをダウンロードします。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se227912.html
ダウンロードしたファイルを解凍します。
ムービースクリーンセーバーDX.scrというファイルが出てくるので、C:¥WINDOWS¥system32¥の中に保存します。
(コンピューター → ローカルディスク(C) → Windows → System32 の順でフォルダを開きます)

<ステップ3>スクリーンセーバーの設定
デスクトップ上で右クリックしてメニューを呼び出し、[個人設定(R)]を開きます。
画面右下のスクリーンセーバーのアイコンをクリックします。
スクリーンセーバーのプルダウンから[ムービースクリーンセーバーDX]を選択して、[設定(T)]を開きます。
動画リストのタブを開きます。
動画追加(ファイル)をクリックし、<ステップ1>で保存したフォルダを指定します。
[OK][OK]で設定を閉じれば完了です。
 

カーリルタッチの機能紹介

2014.10.17 Friday

色々ありまして、カーリルタッチを使った図書館運用をお手伝いする事になったので、今日はカーリルタッチの設定について紹介しようと思います。

カーリルタッチとは棚に設置されたマークをスマートフォンで読むと、テーマにあわせた様々な情報をナビゲートしてくれるというもの。
イメージが湧かない方は、カーリルのサイトでデモ動画などを見てください。

カーリルタッチはICタグを読み取って使うものですが、QRコードの読み取りでも使うことができます。
「図書館総合展」をテーマにデモを構築(※1)したので、まずは下のQRコードをスマートフォンで読み取って試してください。


今日はこのデモでナビゲートさている情報について説明します。
カーリルタッチの設定は、タグ事にモジュールと呼ばれるパーツを選んで設定していきます。
表示するモジュールの順番を変えたり、同じモジュールを複数表示することもできます。

それでは、設定できるモジュールを見ていきましょう。

■基本のモジュール
・タイトル
設定した文字がそのままタイトルとして表示されます。

・バナー(ランダムバナー画像)
設定した画像をバナー表示。複数のバナー画像を設定してランダムで表示させることもできます。

・タッチ回数
今まで何回タッチされたかを表示します。



■カーリルのモジュール
・図書館OPAC
設置したキーワードのOPAC検索結果を表示します。→に進むと結果一覧を表示。さらに→に進むとOPACの詳細に飛びます。

・カーリルで検索ボタン
カーリルサイトに飛び、設定したキーワードの検索結果を確認できます。


■一般のモジュール
・Wikipedia
設定したキーワードのWikipedia情報を表示します。

・掲載論文
CiNii Articlesの検索結果を表示します。

・リンク
リンク先の説明と、URLを指定できます。

・テキスト
指定したテキストを表示します。

・HTML(※2)
HTMLを記述できます。上記のテキストではよりも多彩な表現が可能です。

・ランダム画像+テキスト
設定した画像を表示します。複数の画像をランダムに表示されることもできます。


■国立国会図書館モジュール
・レファレンス事例
レファンス協同データベースの検索結果を表示します。

・調べ方ガイド
リサーチナビの検索結果を表示します。

・デジタル資料
国立会図書館コレクションの検索結果を表示します。

・雑誌索引検索
NDL-OPACの雑誌雑誌索引検索の結果を表示します。


他にも管理サイトで出来ることは色々ありますが、とりあえず今日はここまで。
アイデア次第で、図書館をもっとおもしろくできますね。図書館から飛び出すのもありです。

(※1)デモ環境は予告なく内容変えたり、消すかもしれません。ごめんなさい。
(※2)HTMLのモジュールは自由度がかなり高いです。
Google Feed APIを使って、「図書館総合展」を含むはてなブックマークエントリーを、自動表示させることもできました。
Twittrのウィジェットの埋め込みも問題なさそうです。

大学図書館で絵本を探せる?

2014.10.01 Wednesday

大学図書館の方からの話で、学生が絵本を探すときに、検索欄に「絵本」と入れて検索しているというのを聞いた。

直感的に絵本に関係する本は出てきそうだけど、絵本そのものはHitしないだろうなと思った。
でも、他に絵本だけを検索する方法があるかなと考えても、よい方法も思い浮かばない。
とりあえず試しにCinii Booksで色々と検索してみました。

フリーワード検索欄で、「絵本」で検索すると18,693件Hitする。
紀伊国屋書店の児童書のカテゴリをみると32,214件件なので、なかなか妥当な数字なのかな。


項目ごとで検索してみる。
タイトルの項目で検索すると16,843件Hitする。
Hitした資料を見てみると、確かに絵本がHitしているのだが、一見するとタイトルに"絵本"の文字はない。
よく見ると、シリーズ名に絵本が含まれる試料が多く、これらがHitしている様子。「ふしぎいっぱい写真絵本」「講談社の創作絵本」とか。


著者名の項目で検索すると206件Hit
「大村市オリジナル絵本制作委員会文」「井村, 禮子(絵本)」など。


出版者の項目で検索すると456件
「絵本塾出版」「絵本館」など。


注記の項目で検索すると2,208件
「付録: 絵本のたのしみ」「企画・編集: 梅花こども・絵本・児童文学センター」「初版: 1990年1月、第27刷よりシリーズ名を「かがくのとも傑作集」から「かがくのとも絵本」に変更」など。
Hit件数はそこそこだか、バラバラな感じで網羅性はなさそう。

件名の項目で検索すると1,421件
思ったよりHitしない印象。主題が絵本であることと、その本が絵本であるとは別の話ということかな。


フリーワードでは検索できない分類、資料種別についても試してみる。
分類の項目でNDCの726.6で検索すると8,722件Hitする。
NDLCのY17、Y18でも検索してみると、Y17は3,822件、Y18は1,844件。
フリーワードの検索でHitしていた絵本の半分くらいは726.6の分類が振られている計算。残りは、絵本の主題にあわせてそれぞれの主題の分類が振られてるみたい。
分類付与の基準はどうなっているんだろう?

図書館によっては、ローカルの分類記号は別置記号でEなどを振っている所も多く、所蔵館のOPACでは分類記号Eで絵本だけを抽出できそう。

ちなみに公共や学校図書館で多く使われるTRCマークでは、絵本の分類は全部"E"で、別途絵本の主題分類を振るという2段構え。
知識絵本も探せます!〜絵本の主題分類|TRC データ部ログ
http://datablog.trc.co.jp/2008/06/27143000.html


資料種別で検索してみようとすると、絵本という選択肢はなくてできない。
NACSIS-CATの資料種別コード表をみても、やっぱりない。
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/INFO/newcat/jissou_siyo/code.gmd.html

こちらも図書館によっては、絵本というカテゴリを用意している。
例えば関西学院大学のOPACでは資料形態の選択肢に絵本がある。
http://opac.kwansei.ac.jp/


Cinii Booksにはないけど、図書館のOPACを見ると配置場所などで分けている事例もある。
武蔵野美術大学のOPACとか。
http://library.musabi.ac.jp/webopac/catsrd.do?system=1410409518075


まとめると、図書館が独自に絵本を配置場所なり、資料種別なんかで区別している場合はそれで探すのがいい。
そうでない場合は、「絵本」と検索窓に入力するのも適している。少し意外な感じもしたけど。

東京・学校図書館スタンプラリーに行ってきました

2014.08.26 Tuesday

先日土曜日に東京・学校図書館スタンプラリーに参加してきました。

回ったのは3校です。
都立狛江高等学校 →私立八王子学園 八王子中学校八王子高等学校 →私立工学院大学附属中学校・高等学校

まずは、都立狛江高等学校。

生徒の作ったという図書館脱出ゲームに挑みました。
OPAC検索したり、図鑑調べたりしないと解けない問題になっていて、自然と図書館を一回りすることに。


図書館を回りながら特に気になったのは作業コーナー

作業コーナーの引き出しあけると、アイデアだしの色んなフレームワークが詰まってました。
作文、論文って何書いたらいいのか悩むのでこういう計らいはいいですね。


無事に脱出ゲームをクリアして記念にブックカバーを貰いました。


続いて私立八王子学園 八王子中学校八王子高等学校
図書館の入り口のショーケースの展示。読書感想画が飾られたりもします。


到着したタイミングで高校生によるミニ・ビブリオバトル開催していたので見学。
質問も次々挙がって白熱したビブリオバトルでした。


その後、図書委員の生徒二人に案内されて図書館見学。
現役生徒に学校図書館案内されたのは初めて。普段使いの視点で案内されたので色々参考になりました。


図書委員の作るポップとか活動報告の絵がやたらうまいのが印象的でした。
学校に美術系のコースがあると、周囲の絵のスキルが向上するなんてことあるのかな。



最後は私立工学院大学附属中学校・高等学校
図書委員はみんなお揃いの黄色のTシャツ。参加している生徒が多く、のびのびやっている印象を受けました。


スランプラリーの企画としてバルーンアート作りとしおり作りが開催されていました。


おはなし会とエプロンシアターも開催。
エプロンシアターを演じてくれたのは図書委員をやってた卒業生だそうです。


図書館のマスコット的存在「ペンちゃん」のオリジナルブックトラック。2号機。キハラ社製。
「ペンちゃん」は図書委員の生徒が描くため毎年デザインがちょっと違うそうです。



スタンプラリーと関係ないけど、gaccoという無料で学べる大学講座を使えるように環境構築中でした。
個人向けと図書館向けどう違うのが尋ねたところ、図書館向けは終了した過去講座の映像も見られる様にしてあるんだそうです。
gaccoを材料に図書館でもインターネット接続環境が導入されたそうです。なるほど、そういうアプローチがあるのかと感心しました。





日ごろ学校図書館司書の方とお話する機会は多いですが、図書委員の活動を間近で見る機会はなかったので、いろいろと新鮮でした。