<< あけましておめでとうございます | main | 図書とするか雑誌とするかそれが問題だ >>

書籍販売を担当してたころの思い出話

 ヨドバシカメラがコミックの取り扱いをはじめたそうですね。配送料無料、ポイント3%還元、早ければその日のうちに届けてくれるそうで充実したサービスですね。
 
家電を安く売りすぎているamazonに対しての報復措置的な戦略ですかねぇ。まぁ、今日のテーマは別なのであまり掘り下げませんけど。
 
実はわたくし以前ヨドバシで書籍担当していたことあります。今日はその頃の思い出について話そうと思います
といってもゲーム・おもちゃコーナーのなかでの書籍係りみたいな位置づけなので、扱ってた本のジャンルも偏ってます、仕事としては大したことはやってないですが。


1.攻略本はWebサイトとのせめぎあい。
いまどきゲームの攻略法なんてネットで検索すればいくらでも出てきます。
なので攻略本はあまり売れないことは容易に想像がつくと思いますが、ゲームの攻略の解説も中途半端にも関わらず売れる攻略本というのも存在します。
どんな攻略本が分かりますか?
注目の集まるタイトルはゲーム発売と同時に攻略本もでるんです。内容は薄いのですが、さすがに発売と同時だとネットより情報が早いでので案外売れます。
売り場の担当者が悩むのは、この最速本とか言われる攻略本が売り切れた時に追加発注するかどうかです。
売れるものはどんどん追加発注して売りたいところなんですが、ネットに情報があふれてくると途端に売れなくなる商品だけにとても悩ましいのです。
注文した翌日に商品が届くとは限らないし。


2.付録の価値は見極めよう。
通常雑誌はきまった部数を仕入れて、売れ残ったものは返本という流れなので何も考えなくても言いといえばいいのですが、
付録によって売れ方が全然違うので、この付録なら売れると思った時はたくさん仕入れたいと思うのが人情。
でも、売れるかどうかの判断ってのが難しいんですけどね。
よく遊戯王とかのカードが付録についてたんですけど、遊戯王は人気のカードゲームだから今回は売れるよねとかって話じゃなかったりします。
その付録カードが実用的かとか、複数デッキにいれたいのかとかで売れ行きが全然違うんです。なので遊戯王のルールとか流行みたいなのチェックしておこないといけないんです。
さりげなく専門性を問われます。


3.売りたい本を売ろう。
大したことはやってないと前述したのは、自分で発注しなくても売り場に本が届くのです。
売り場は主に販売を行う担当で、売り場とは別に仕入れを担当する人がいるのです。なのでベースは仕入れ担当にお任せ。
ただ各店舗によって売上傾向が違うので、売り場では発注量とか在庫管理には気を配ります。
でも納品リストにない本も売りたいと思うこともあるんです。
当時これは売りたいと思ったもので覚えているのは"ハンバーガーを待つ3分間の値段 "という本。
一見タイトルからはゲーム・おもちゃと関係が分からないのですが、著者の斎藤由多加氏は『The Tower』とか『シーマン 〜禁断のペット〜』を手掛けたゲームクリエイター。日常の風景からの気づきをまとめていて、当たり前の日常になるほどと新しい視点を得られるそんな本。
たまたま書店で見かけて自分のツボにはまった本だったので、これはプッシュしようと思って仕入れたのはよい思い出。仕入れた分は売れたしね。


とまぁ書籍係りのおもに仕入れの時の思い出を書いたわけですが、仕入れを増やしたりしたときの次に起こす行動は決まっててます。
売り場の工夫です。
売れると思って仕入れるわけですが、それでももし売れなかったらどうしようとか思うものなのです。自信満々に発注するんですが内心はびくびくしてるわけです。
なのでどうやっても追加分は売り切るぞという覚悟で売り場を工夫をしていくわけです。

本をちゃんと選ぶほど、どうやってその本をお客さんの手元に届けるのかという責任を感じるんだと学びましたね。
もちろん選んだ本が売れたときは何より楽しいです。

はてなブックマーク はてなブックマーク - 書籍販売を担当してたころの思い出話 人気ブログランキングへ

at 23:55, なぐもん, つれづれ

comments(0), trackbacks(0), - -


comment









trackback
url:http://nagumonn.uhyohyo.pupu.jp/trackback/98