テーマ展示の記録を残そう

2011.07.03 Sunday

 利用率を意識しているので、定期的にテーマ展示を実施しています。


先日もテーマ展示を2週間にわたって開催しました。
成果が出たのって言われるとあれなんですが。。。
テーマ展示を覗きにはくる人は結構いたんですが、、展示してある本を借りた人はちょっとだったんですよね。


まぁテーマ展示の本が借りられなくても、図書室に人が寄ってきてなんでもいいから好きな本を発掘してもらえれば十分なんですけど。
なんだかすっきりしません。


といっても効果が出るまで、同じ展示をずっと続けることはできないんですけれども、
せっかくなのでテーマ展示として集めた資料をブックリストという形で残して、
いつでも閲覧できるようにすることしました。


テーマ展示ってお祭り的な集客効果は期待するってのはもちろんだけれども、
日常的に使っている分類、ジャンルとは別の切り口でカテゴライズされた資料との出会いを演出する道しるべとしての価値があると思ったんです。
リストを残しておけばテーマ展示の開催期間中にその資料が必要無くても、あとからその資料が必要だって思った方にお手伝いができます。


アーカイブすることを前提に考えるとテーマの選び方も、
短期的なウケを狙うんじゃなくて、中長期的にあとから役立つって視点でも選べますね。
さぁて、次回のテーマどうするかなぁ。


せっかくついでに、資料リストだけじゃなくて展示風景も残しておきたいとか、
もっと多くの人にも見てもらいたい、なんて方は「Jcross」で図書館のテーマ展示の募集をしているのでどうでしょう?
募集期間も6/30から延長してる旨のつぶやきされてます。


そんで私は、みんなの展示を参考にしたいのです。

コメント
展示って、そのとき出した本が動くこともそうだけど、ある切り口で本を見せる、情報の広がりを演出するって言う目的もある。
そして、短期的な効果以外にも、図書館に変化をもたらす、情報提供への信頼を得る、なんていうものもあります。
極端なことを言ってしまえば、そのときの展示の本が借りていってもらえなくても、そこに行けば何かある、という期待を持ってもらって、今回は自分には合わなかったけど、次は何だろうと、次への期待にもつながります。
だから、短期的に効果が見えなくても、あきらめないで頑張って!(って、言わなくても頑張られてますし、諦める気なんて無いでしょうけど)
次への期待につなげるためにも、継続して定期的に実施する必要がありますね。

図書室の変化を利用者に楽しませながら、長期的に役立つテーマ展示の実践に励みます。
  • by なぐもん
  • 2011/07/05 7:51 AM
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