代替時給180円 図書館で行われた低賃金労働 アナザーストーリー

2013.02.20 Wednesday

 "代替時給180円 図書館で行われた低賃金労働"という見出しが目に留まった。
図書館員の給料は安いと思っていたが、さすがにこれは嘘でしょと思って記事を読んでみた。

この図書館では、区からの委託で蔵書約2万冊に盗難防止シールを貼ることになった。作業に参加したのは、図書館のパート職員12人。休館日を除くほぼ毎日、本来の業務終了後、当日勤務の2、3人が館内で2、3時間程度の作業を行った。
本来なら時給で報酬が支払われるが、図書館側は作業を「内職」と呼び、シール1枚あたりの報酬を7円とした。単に本にシールを貼るだけではなく、本を書棚から持ってきてチェックリストを作成し、貼り付け後に照合するなどの作業が必要だった。作業が順調に進んでも2時間で50枚余りしか貼ることができなかった。
これでは時給180円ほどにしかならない。

なんだこの内職って。残業代ださす、その作業だけ別扱いなんてありなのか。
でもこの話続きがある。

Aさんが再三訴えたため、会社側はシール貼り作業の一部を通常の勤務時間内に行うことを認めた。作業効率は上がったものの、時給は300〜500円程度止まり

ん?勤務時間内にやったからと言っていきなり作業スピードが上がったりしないだろ。
勤務時間内に作業した分にも内職の手当てがでて、勤務時間外の労働時間で時給計算するということかな。
例えば50枚防犯シールを貼るのに勤務時間外に2時間作業したら、(7円×50枚)/2h=時給175円 だけど、
勤務時間内に1時間、勤務時間外に1時間作業したときは (7円×50枚)/1h=時給350円 。

時給180円が300〜500円にUPしてるということは、勤務時間内に作業の40%〜64%消化できたってことだよね。
これって完成の時期を延期するとか、作業にあたる人数増やすとかでうまくやれば時間外労働そんなにしなくて済んだんじゃ?
勤務時間内に終わらせるように工夫できれば、仕事は増えたものの給料も増えるという、それなりのエンディング迎えられたなんじゃないかなと思う。

まぁ実際の労働環境はわからないけど、さすがにこの記事は煽りすぎだと思った。



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