図書館システムのサポートして10年経ったけど、これからどうしよう?

気がつけば図書館システムのサポートを担当してまる10年に。
図書館の事もシステムの事もまったく知らない状態で入社して、結局今でも分からない事だらけ。
図書館業界に対する憧れも目的意識もなかったけど、なんだかんだで続けられた。居心地がいい業界なんでしょう。
けれど、さてこれからどうしよう?という話。別に転職する気はないけれど。

 


やってきた仕事を簡単に説明しておこう。
担当している図書館システムというのは、蔵書管理や貸出業務を行う基本的なやつと利用者向けのOPACくらいまで。
この図書館システムを全国の図書館回ってセットアップして、操作説明をするのが主な役割。

 

担当している図書館システムは、入社した時点で初期版から20年経過していて既にほとんど完成していたと思う。
そこから10年、毎年バージョンアップはしていたけど大幅な機能アップみたいな事はあまり思い出せない。
NDLから提供される書誌データをダウンロードできるようになったり、OPACに書影が表示されたりした時は結構便利ですごい事だと思ったけど。
結局のところ従来からある図書館システムは、もう冷蔵庫とか洗濯機の様な家電製品の様な位置づけで最新のものは色々すごいらしいけど、5年前10年前の製品でも運用できるよねという状況だと思っている。

 

そんな状況なのでサポート業務と言っても業務内容は限られている訳で、設置の手伝いして使い方説明して、エラーが出たら呼ばれ、壊れたら修理してと洗濯機のサポートと変わらない。機能が充実していかないなら追加で覚えることもほとんどなくて、数年やればだれでも同じようにできると思う。
そうは言っても、どうにか付加価値をつけようとして洗濯機のメーカーが洗剤の選び方やら洗濯物の干し方をアドバイスするように、プリンタの設定したり、Excelの使い方説明したり、カーリルを紹介したり、書誌調整の相談に乗ったりするようになるんだけど。その辺は各々個人の技量/裁量によるところが多い。

 


入社してから取り組んだことのひとつは、使い勝手の向上だろうか。
必要な機能は確かに備えていたけれど、使い勝手はイマイチな点は結構多くて改善要望をたくさんもらっていた。
実際に使われている現場の感覚が分からなくて、自分の机に本並べて図書館ごっこ始めた。
その後、図書室作ることになって勝手に館長名乗ってブログ始めることになった。
システムの使い勝手が向上したかは分からないけれど、予算要求の大変さとかは少し理解できた思いがした。

 


きっかけは覚えてないけど、いつの頃からか社外の交流会とか勉強会に参加するようになっていた。
今まで図書館システム周辺の事しか見ていなくて、図書館にたくさんの話題があることに気付いていなかった。
色々な話題に触れるのは刺激的だったし、勉強になった。

 

その一方で、目の前の仕事と話されている話題の距離感が気になりもした。
盛んに話されるアクティブラーニングの話に、図書館の業務管理システムがどう関わればいいのか分からないという具合に。
でもほんとに悩ましいのは、電子リソースの管理とかそういう話題。図書館システムっぽい話題だけど高性能な洗濯機に取り組んでいても、空気清浄はできないでしょとでも言わんばかりの疎外感。

 


この先も当面図書館システムは必要とされ続けるだろうし、改善要望もたくさんあるし何も考えなくても一定の仕事はあるだろうけれど。何か盛り上がりに欠けるし、いささか退屈な感じがしている。
他の課題解決に乗り出すでも、別の技術借りてくるでも色々進展はありそうだけれど、さてこれからどうしよう?という思いである。
10年やったけど達成感より、もどかしさの方が強い節目だな。

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at 12:38, なぐもん, つれづれ

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都道府県立の横断検索はすべて「カーリル Unitrad API」に置き換わる?


"もう検索中にお菓子は食べられへん。"


試せされた方は分かると思うけど、速すぎてビックリですね。
ちょっと気になったのは、詳細検索で分類とか出版年指定してもきちんと絞り込まれない。
精度よりも再現率を重視というコンセプト?
今までの横断検索と根本的に違うっぽい。


まぁシステムの素晴らしさは一旦置いといて、
今回のプレスリリースで衝撃を受けたのは既存の市場に本格的に参入することだったりする。
横断検索の速さという技術力だけでなく、価格も提示しているところがポイント。
今までカーリルは一般利用者向けのサービスだったので、各都道府県の横断検索システムはそのまま共存していたが状況は大きく変わりそうである。
"カーリルは数年以内に使えない横断検索システムを駆逐したいと考えています。"という挑戦状に対して各ベンダーがどういう手を打つのか興味深い。


選択肢はいろいろあると思うけど、すぐに思いつくところで。
.ーリルより使えるものを作る。
価格競争をする。入札であれば、最低限必要な仕様を満たしてあとは価格勝負。
カーリルに乗っかる。検索エンジンはカーリルでインターフェースだけ作るとか。ILL連携など追加機能で頑張るとか。
づ餌爐垢襦2C埜〆に割いていたリソースを、業務用のシステム開発に。
ゲ燭發靴覆ぁ4存のシステムが優先される可能性も高いので。


実際ベンダーの動きは、図書館側がどういう声を挙げるのかにもよると思うけど。
横断検索の"使える"、"使えない"をどう捉えるか?
ほんとに「速さ」が重要ならカーリルが席巻するか、もっと速いサービスが出てくるだろうし、
他に大切な「機能」があるなら、それに応じた形の横断検索が出てくると思う。

今回のカーリルの発表は、図書館もベンダーも横断検索について考えるいいきっかけだなと思う。
数年後のシェアの移り変わりは分からないけど、何らかの形で今より使える横断検索が出てくると思う。
出てこなったら、カーリルすげぇではなく、図書館業界思考停止やべぇという状況だろう。



【プレスリリース】 「カーリル Unitrad API」の運用を開始します
http://blog.calil.jp/2016/04/unitrad.html?m=1

京都府図書館総合目録 (カーリル Unitrad APIを採用した横断検索)
https://www.library.pref.kyoto.jp/cross/cross.html

京都府立図書館の新システム(KMSI構築)リリースへの反響-カーリル Unitrad APIの衝撃-
http://togetter.com/li/960347

横断検索ナビ-Jcross
http://www.jcross.com/navi/
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at 14:49, なぐもん, カーリル

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第17回の図書館総合展の感想

第17回の図書館総合展の感想を書き留めておこう。
今年はTUTAYA図書館問題とか新潮社からの貸し出し猶予要請とかもあり、世間一般からの注目もそれなりにあったのかな。夕方に制服姿の女子高生を何組か見かけたのは、図書館戦争の影響かな。
今回参加したのはフォーラムは1つだけ。あとは3日間ブース番、ちょいちょい店番さぼってブース見学でした。


まずは参加したフォーラム「情報の魔法を図書館にかける〜体感できるデジタルデータ」の感想。
研究内容も含めて非常にわくわくさせられるものでしたが、それは一旦置いといて。
考えさせられるのは、テキストや映像くらいしか図書館は提供できていないが、情報空間のサブセットとなっている物理空間を情報インフラたる図書館が今後どう提供していくのか?と言った話。扱う対象物の境界が図書館も博物館も美術館も曖昧になる状態で、図書館が果たす役割を再確認したうえで、既存の図書館が書き換わっていくのを想像したらとても楽しくなってくる。
フォーラムの内容を簡単に要約できないので、ぜひ公開されている動画記録をぜひ見てほしい。
「情報の魔法を図書館にかける〜体感できるデジタルデータ」
http://www.libraryfair.jp/forum/2015/1799


ブース番の感想としては、今回は隣のブースとの境界なしという形だったけど、大した打ち合わせもなくてもつつがなく3日間やり通せという感じ。
その背景にあるのは、日頃から図書館の交流会などで顔を合わせでおり、互いのサービスについての理解ができていたおかげで臨機応変に対応できたことだと思う。
色んな出展者がいてシステム開発が得意な会社もあれば、提案を特意とする会社もあり、連携していけば、新しいものが創造できそうだという感触は得られた。
まぁ、全体で見れば図書館の交流イベントに参加する企業担当者は少ないし、「出展者」名札でブースに挨拶行くと警戒されるしなかなか連携していこうっていう雰囲気にはなってないけど。


ブース会場を回って感じたのは、トキャラと学生とペッパーの多さ。

学生の参加はここ数年増え続けていると感じてますが、今年はさらに増えたという印象。
図書館サポーター制度の広がりか、関連したポスターやブース出展などが目立っていました。図書館サポーターの活動とかの話を聞くと、なるほどと思う改善案が出てきて学ぶことが多い。へーと思った話のひとつとして、
下の写真は東京家政大学の学生ボランティア団体「Library Mates」の作ったグッズだけど、試行錯誤を重ねていて新しく作ったものは袋を開いたときのクシュクシュ音がしないようにと材質にこだわったり、紙芝居が入るサイズに変更にするなどの改良を積み重ねてるんだとか。ただ可愛いだけじゃないんですね。グッズ作っている図書館サポーターは多いし利用者に喜ばれるノウハウとかは結構みんな持ってるのかな。

個人的には学生の参加は歓迎で、これからの図書館を盛り上げていくには、業界に関する様々な情報を互いに共有していくことが望ましく、図書館総合展は格好の場だなと改めて思った。
と言っても、総合展のベースは商談の場だと思うので、学生さんには興味を持った製品やサービスを先生や図書館にぜひねだって欲しいし、図書館員は予算獲得を全力で頑張って欲しい。
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at 22:05, なぐもん, 図書館総合展

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GoogleMapsのApiで遊んでみた

シルバーウィークに夏休みをちょい足して大型連休にしたはいいものの、急な出費があったりと先立つものがないので旅行にも行けずのんびり自宅で過ごしています。
旅行の代わりではないですが、GoogleMapsのApiの使い方を学んでみました。
作ったのは下のサイト。実装したのは2つ。

山手線map
http://nagumonn.com/yamanotemap/yamanotemap.html

1個目の機能として作成したのは、ほぼチュートリアル通りの定番。
上部の駅を選択してマーカーを表示する。
マーカーを選択すると情報ウィンドウを表示する。
情報ウィンドウにWikipediaのリンクを張る。


機能を学んでいて面白いと思ったのは、マーカーのアイコンを変更できる点。
そこで、2個目の機能も実装。
上部のスライダーの値以上の乗車人員以上の駅にイメージアイコンを表示する。


今回は、乗車人員に応じてアイコンの大きさを変えたりしたのだが、
図書館の統計データをもとに地図上にマッピングしていったら面白い景色が見えたりするのかなと思ったりした。
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at 03:10, なぐもん, 日常

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SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2015に参加しました

少し前に初日だけですがSLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2015参加したので感想を書き留めておきたいと思います。

サマー・ワーク・キャンプ2015「学校図書館と生涯教育」
http://www.sliiic.org/?page_id=635
SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2015まとめ #SLiiiC
http://togetter.com/li/872034

午前の部は「学校図書館と公共図書館がつながるために」というテーマで高井陽さんのお話。不思議なショートコントから始まりでしたが、高校時代に図書室の準備室に入り浸っていたら、そのまま図書委員になり、その時の体験が今の図書館員としての礎となっていると言った様なお話でした。
興味深かったのは、当時の学校司書が師匠であり、今でもつながりを持っているというところ。スポーツ選手が恩師や母校のために学校訪問という話をよく聞くが、図書委員などの活動でも同様に大きな影響を与えることができるということを示唆していた点です。

午後の部は、都留文科大学の図書館サークルLibropassの活動報告と白百合女子大学の図書館ピアサポーターLiLiAの紹介。
Libropassの活動報告の中で、講演会を開催という様な内容があり梅ちゃん先生の男前ぶりが延々と紹介される場面があり笑ってしまいました。
たぶんその時の講演会のスライド
【梅澤貴典氏】世界の図書館に行ってみたくなる話(都留文科大学)前半【講演会】
http://www.slideshare.net/libropass/ss-42992001
【梅澤貴典氏】世界の図書館に行ってみたくなる話(都留文科大学)後半【講演会】
http://www.slideshare.net/libropass/ss-42992076
本題に戻りますが、こういった学生サポーターになった動機が図書委員の活動だったりする人も多くて午前のお話に繋がっていると感じました。実際図書館員に話を聞けば、図書委員経験者は多い印象です。
小学校から大学まで学生の体験を続いているのに、学校図書館と大学図書館の業界の接点が分離してしまっているのはもったいないなというのが何と言っても今回の一番感じたことでした。

午後の部は、その後みんなでPOP作成、学生によるビブリオバトルと続いていきます。
そんなわけで人生初めてPOPを作りました。落ちとして掲載しておきます。
イラストで学ぶ 人工知能概論 谷口 忠大(著) がテーマです。


 
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at 19:42, なぐもん, イベント

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